2022年最初のツアーは徳之島。
ここ数年恒例となっているホエールスイム。
このツアーは他のツアーとは緊張感が違います。
わたしの中ではですが。
まずこの世界で働いている始まりの始まりはクジラと海が好きだから。
なので楽しみで楽しみでたまらないんです。
そして、いつものそのとき遭遇した環境を楽しむ！といういつものツアーと違い、
「クジラに会う」
っていうはっきりした目的があるとプレッシャーがかかる！
クジラがいくら大きいといっても
それ以上に海は広く
クジラがいたって海が荒れれば泳ぐことはできないし、
この冬の時期の海は船を出すことすらできない日だってある。
水族館に行くのとは違うんだからとわかっていても
クジラに会えなかった時の落胆はとてつもなく大きいことが予想されて
そりゃもうドキドキするんです。
今年は初参加のゲストばかりだったので
まずは船長のブリーフィングをよーく聞くことからスタート。
クジラを探すときはブローを目印に、とか
クジラへのアプローチの仕方、
クジラにストレスを与えないようルールを守ること、
などなどしっかり理解してから出航。
広い海に出て、
今年もクジラに会えますように。
と願いながら海を眺めてると
ブロー発見！！
早っ！
まだ出航して5分くらいで発見。
いきなり登場して心拍数上がる！
でもあせってはいけません。
クジラと泳ぐときはまずはクジラをしっかり観察してから。
早く泳いでいるときやヒートランと言ってクジラが暴れているときはスイムは難しい。
ゆっくり泳いでいたり、胸鰭で水面をぺちぺちたたいたり、
水中に留まっていたりと
わりとリラックスしているときにそっと近づくとクジラをよく見ることができる。
追いかけてストレスを与えるともうクジラは近寄って来てはくれない。
で、クジラを見てみると、
いきなりぺちぺちしてるやん！
めちゃリラックスモード！！
ということで心の準備はぜんぜんできてなかったけど
船長が
「準備して！！！」
ってマイクで叫ぶので
猛スピードで準備！
みんなの準備が整ったところで
「いいよ！」
エントリーOKの合図で海へ！
おおおおおお
クジラ—
目の前過ぎてカメラの画角からはみ出した。
まだ目の前にいるクジラを見ながら急いでレンズ調整。
クジラやー
大きなザトウクジラがゆっくりと目の前を泳いでいきました。
何度も見てる私もびっくりするほど近かった。
クジラの方も
「ん？なんだこれ？」って感じでじっと見てくる。
何度見てもなんだか現実感がない、クジラとの時間。
時間にしたら数十秒の出会いというかすれ違いというか。
そのあとも何度かトライしてクジラに相手してもらいました。
潜水艦みたいに近づいてくるクジラ。
光が差し込んで、ほんとにきれいでした。
こんなクジラを撮りたかった！
光線がなんとも幻想的。
クジラが通り過ぎたら船に上がり、
また水面のブローを探します。
クジラは哺乳類なので呼吸のために定期的に水面に上がってきます。
そのときクジラが吐いた息が水蒸気と一緒にしばらくそのへんに残る。
これを探します。
クジラの鼻は頭の上の方にある。
というかいきなりスイム成功したのでちょっと余裕出て、
ウォッチングも楽しみました。
クジラのテール。
これで個体識別してるそうです。
ハーモニーのロゴみたい。
当たったら痛いではすまない。
船の軌跡もテールみたい。
すっごく、贅沢な時間を過ごしてますよね！
クジラを待つ時間もそわそわ、ワクワク。
1日中海を走り回って、港に帰ったらクタクタです。
明日も会えるといいな。
そして翌日も、
去年生まれた子クジラと母親、お母さんにアプローチするオスクジラ？
な感じの3頭とスイム。
奇跡的にクジラと泳ぐときは特に太陽が出てくれました。
ダイバーしかこのスイム参加できないんですけど、
1日1ダイブは潜りました。
クジラシーズン真っただ中だとダイビングはしないんですが
私たちがシーズン初日でまだクジラは多くない時期だからダイビングも可。
もう、はしゃぎますよね。
さとみさんが50ダイブになったって。
おめでとうございます！！
途中ブランクもあったけど、
ずっと憧れだったクジラに会えた海で50ダイブ、素敵ですね！！
しれっとマグロとかロウニンアジとかバラクーダとか出た。
このポイントめちゃ楽しかった。
寒いとか船酔いとかもうクジラに会ったら吹っ飛んで
みんなニコニコやー
船長とスタッフたちは、満足そうなゲストをみて心から安堵しました。
あ～～～よかった～～～
みなさん、めちゃラッキーだったんじゃないでしょうか。
クジラに会うためにダイビングライセンス取った子、
数年越しにやっと行けた方、
仕事めちゃ頑張って終わって参加した方、
みんなめちゃくちゃクジラに会いたがっていたから、
ほんとにみんなが会えるの願ってた。
よかった！！！！
最終日はダイビングは不可なんですけど、
夕方遅い便にしていたので午前中もスイムに参加しました。
前日見つけていた親子がまだいてくれて、
スイムできるかアプローチ中、
子クジラのブローはとても小さくて、
「みんなも探して～」
と船長も必死で探してました。
子クジラは息があまり持たないから短い時間で浮上してくるはずなのに
この子はなかなか上がってこない。
あ！ブロー！
って近づいてみると、
イルカだ！！
いつのまにかイルカの大群にすり替わっていて、
船の周りはイルカだらけ。
200頭くらいの群れのど真ん中でエントリー。
水中ではものすごいスピードで泳ぐイルカをばっちり見ました。
御蔵島みたいにくるくる遊んでくれたわけではないですが、
それはそれで野生！って感じのイルカに感動しました。
さて、あとは徳之島観光！
さねくんとたえちゃんが今年も一緒に遊んでくれました。
みなさん、2人はスタッフじゃないんですよ。
ただのめっちゃいい人でいろいろ世話焼いて徳之島をガイドしてくれるんですよ。
当然のようにいろいろ手配してくれてて、
ほんとにありがたい。
海見たらクジラ探す。
沖を走る海夢居号発見しました。
メガネ岩、このあたりこけると超痛そうな地形しとります。
絶対落ちたくない。
落ちたくないどころか、こけるのも無理。
めちゃ落っこちそうだと思ったけど、
写真に撮ってもらったらぜんぜん攻めてないvvv
観光といえば歩くけど、
もう全身ギコギコしてる。
特にカメラ持ってた腕。プルプル。
爪あと残そうとしてるけど、
みんな冷ややかに見てる（笑）
船上カメラマンは陸でもシャッターチャンスを逃さない！！
水面の写真はすべて船上カメラマンが撮ってくれました！
バズーカみたいなレンズ
よくあの大揺れの船の上で写真が撮れるもんだ！
あっというまの3日間でした。
ご参加いただいた皆様と、
海夢居の船長、ご一緒した方々、
皆さんに感謝!(^^)!
そしてクジラにも感謝
また会おう。
おまけ：
闘牛の島徳之島、
だれが一番迫真の顔してます？
さねくん、たえちゃんお見送りまでありがとう！！！
それでは皆様、来年のクジラツアーのご予約はもう受け付けておりますよ。
ご参加お待ちしております！！
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